2020日本数学オリンピック予選 第3問

珍しく、連日のブログ更新です。

昨日の仕事終わりに1時間かけて移動し、NPOのメンバーと合流し、そこから高速道路をぶっ飛ばして健康ランドにチェックイン。到着して風呂に入り、2時間仮眠して、再び風呂に入って会場へ移動・・・
だったのですが、この日程で健康ランドに泊まると、必ず誰かが寝坊する、という伝説があるのですが・・・今年は・・・3人で泊まってるのに、私以外の2人が寝坊を・・・


そんなわけで、今日はニッポン全国鍋グランプリでした。

到着して3時間弱で準備をして、販売開始となりました。


今日の内容を結論から言いますと・・・なんで、こんなに売れたのか??

通常であれば、適度にさぼr・・・休憩をはさみながらのんびりと販売していくのですが、今年は全くそんな余裕がなかった。原因としては、やはり昨日のこのぶろg・・・なんて誰も見ていないので、考えられる原因は、昨日の通りでZIP!が原因か??なんて、そんなことを考えても何も分からないので、とりあえずはナスがママに頑張りました。

明日も1日頑張って、終わったら帰路につくわけですが・・・とりあえず、今日はしっかりと休みます





今日は数オリ予選の第3問。

2020日本数学オリンピック予選 第1問はこちら

2020日本数学オリンピック予選 第2問はこちら

$2 \times 3$ のマス目の各マスに $1$ 以上 $6$ 以下の整数を重複しないように $1$ つずつ書き込む. 辺を共有して隣りあうどの $2$ マスについても書き込まれた整数が互いに素になるように書き込む方法は何通りあるか. ただし, 回転や裏返しにより一致する書き込み方も異なるものとして数える.


配置を
ABC
DEF
と表すこととする.

回転や裏返しは一旦同一視して考える. すると, $6$ は隣接できる整数が $1$ と $5$ しかないので, 必ず角に配置される.
5BC
DEF
$5$ に隣接するのは $1$ か $5$ のみなので, 以下の $2$ 通りである.
51C       56C
6EF       1EF
残りの $2$, $3$, $4$ の中で, E にはどれでも配置できる. ところが, この $3$ つの整数のうち, $2$ と $4$ は隣接することができないので, F には $3$ が配置される.

よって, 題意を満たす配置は
512   514   562   564
643   623   143   123
の $4$ パターンを, それぞれ回転や裏返した $4$ 通りであるので,
\begin{align*}
4 \times 4 &= 16
\end{align*}
より $16$ 通りである.





2020日本数学オリンピック予選 第2問

昨日も書いたのだが、最近、眠気が取れない。
一応、夜には寝ているのだが、睡眠が浅いのか・・・

で、色々と考えてみたのだが、朝起きれない原因の1つは・・・


昨年11月から、日本テレビのZIP!の、ZIP!deポン!のルールが変更になった。

変更前 
1日3回(6:25、6:50、7:50)
2週間で20ポイント

変更後
1日2回(6:25、6:30以降随時)
2週間で10ポイント

変更前は、7:50は出勤中なので得点できないが、1日2回のチャンスがあり、全てハズレても2週間の皆勤で応募ができるようになっていた。

ところが変更後は、1日2回のチャンスがあって、応募までのポイントが半分になった。そうなっては、皆勤を目指す必要がなくなってしまい、それで朝、起きれなくなってきたのでは・・・

なんて、恐らくは因果律はないのですが、それでも精神的にはこれが原因の1つな気がする。





さて、今日の仕事終わりから埼玉県和光市に向かいます。ニッポン全国鍋グランプリ2020への参戦の為です。昨年から何故か西日本との隔年開催となり、昨年は姫路開催になってしまい、そんな遠いところまで行けるか!!って事で参加を見送ったので、2年ぶりの参戦です。


某情報番組でもオススメとして紹介された、我々の最上の納豆汁をご賞味ください!!来場をお待ちしております!!





今回も数学オリンピックの日本予選の問題です。

2020日本数学オリンピック予選 第1問はこちら

このブログでも通常は、教科書等の記載に合わせて、点や直線なんかは、点 P とか直線 AB といったようにすべて立体で書いているのだが、数オリの問題はすべて斜体で点 $P$ とか直線 $AB$ になっているので、ここでもそれに合わせて斜体で記載します。


一辺の長さが $1$ の正六角形 $ABCDEF$ があり, 線分 $AB$ の中点を $G$ とする. 正六角形の内部に点 $H$ をとったところ, 三角形 $CGH$ は正三角形となった. このとき三角形 $EFG$ の面積を求めよ.



正六角形って事は、分割したら正三角形 $6$ 個の正三角形になる...
正三角形と正三角形が $1$ つの頂点で重なっている...
なんか, 内容としては, 高校入試で昔出てたような内容に...


って事で, とりあえず $6$ 個の正三角形で分割してみると...


$\triangle GBC$ と $\triangle HOC$ について,

$\triangle BCO$ は正三角形なので $BC=OC$, $\angle\ BCO=60^\circ$,

$\triangle GCH$ は正三角形なので $GC=GC$, $\angle\ GCH=60^\circ$,

\begin{align*}
\angle BCO &= \angle GCH \\
\angle BCG + \angle GCO &= \angle GCO + \angle OCH \\
\angle BOG &= \angle OCH
\end{align*}

以上より, $2$ 辺とその間の角がそれぞれ等しいので
$\triangle GBC \equiv \triangle HOC$ である.

よって, $H$ は線分 $OE$ の中点なので, 求める面積を $S$ とすると
\begin{align*}
S &= \frac12 \times HE \times FH \\
&= \frac12 \times \frac12 \times \frac{\sqrt3}2 \\
&= \frac{\sqrt3}8.
\end{align*}


2020日本数学オリンピック予選 第1問

さて、勤務校の入試も終えて、採点業務も終わり、一息ついているところです。

センター試験も終わり、私もそろそろやろうかな、なんて思っているのですが、全くそんな時間がありません。
何故って、今週末は鍋ですから・・・

埼玉県和光市で行われる日本全国鍋グランプリの事です。

一昨年までは連続で参加していたのですが、昨年からは何故か西日本との隔年開催となってしまったため、2019年は姫路で開催されました。

そんな、姫路までなんて、行ってられるか!!
って事で、昨年は参加を見送った為、2年ぶりの参戦となります。

恒例(?)の、金曜日の仕事終わりに集合しての徹夜で移動し、健康ランドで仮眠をとっての土曜日参戦となるので、できるだけ睡眠を取りたい今日この頃なのですが・・・最近、睡眠が浅くて、毎日眠いんですよね・・・





何年かぶりにやってみた、数オリの予選問題について。
今年はなんと、久しぶりに9問解けました!!しかも、よく分からない、9問目が解けないのに10問目が解けたという、逆転現象も発生しています!!

って事で、今回からしばらくは数オリ予選の解説をしていきます。


今回は第1問。



千の位と十の位が $2$ であるような $4$ 桁の正の整数のうち, $7$ の倍数はいくつあるか.


まあ、難易度としては、1問目にふさわしいものでしょう。


この問題で使うのは,
\begin{align*}
98 &= 7 \times 14
\end{align*}
である, ということ.
これを用いると, 千の位と十の位を変えずに百の位と一の位を変えることができる.

あとは, スタートとなる値を $1$ つ求めなくてはならないのだが, そこはすぐに
\begin{align*}
2121 &= 7 \times 303
\end{align*}
であることを思いつくと思うので, ここから
$2023$, $2121$, $2128$, $2226$, $2324$, $2422$, $2429$, $2520$, $2527$, $2625$, $2723$, $2821$, $2828$, $2926$ の $14$ 個を得る.

2020 年新春の問題の考察

昨年末からの風邪が、まだ治らない・・・
なのに、主要教科、っていうだけの理由で、明らかに仕事量が多すぎる・・・



文科省の方針で、学びの基礎診断なるものが導入されることになりそう。
だから本校も、リクルートと契約しているので、学びの活用力診断をやろう。
そのためにも、授業で数時間かけて過去問を解説しなさい。


なんて流れで、年末に国数英の3教科だけ、数時間の授業を使われて・・・


更にそれとは別に、冬休み課題をスタディサプリで配信して、
課題テストは以前やった到達度テストをコピーしてやらせる。
その採点は当然、国数英の授業担当者がやるしかないでしょ。


ってな感じで、仕事をガッツリ増やされて、授業準備もままならず、
そんな中で本校の入試に向けての仕事もどんどん割り振られて・・・



風邪って、治せないもんなんですね。






前回書いた, オリジナルの $2020$ に関する問題について, もう少し考えてみる.

前回の通り, 偶数の場合は平方したら $4$ の倍数, 奇数の場合は平方したら $4$ で割ると $1$ 余る数になる.

これと同様に, 他の数で割ったときのことを考えてみる.


$3$ で割るとき,
\begin{align*}
(3k)^2 &= 3 \times 3k^2 \\
(3k+1)^2 &= 3(3k^2+2k)+1 \\
(3k+2)^2 &= 3(3k^2+4k+1)+1
\end{align*}
であるので, $3$ の倍数のときは $3$ の倍数になるし, そうでないときは $1$ 余る数になる.
ここの計算も,
\begin{align*}
(3k\pm1)^2 &= 3(3k^2\pm2k)+1
\end{align*}
とした方が, $2$ つの場合をまとめて計算できる, ってのもポイントですね.


$5$ で割るとき,
\begin{align*}
(5k)^2 &= 5 \times 5k^2 \\
(5k\pm1)^2 &= 5(5k^2\pm2k)+1 \\
(5k\pm2)^2 &= 5(5k^2\pm4k)+4
\end{align*}
より, 割り切れるか, 余りが $1$ または $4$ である.
この $5$ で割ったときを使ったのが, 2018 年の問題の解答例だったのですが.


ここらへんを用いて, 解の存在をもっと絞れないものか.

前回の解答例から,
(a-i) $2$ を含むとき $4k+1$ 個
(a-ii) $2$ を含まないとき $4k$ 個
である.


\begin{align*}
2020 &= 3 \times 673 + 1
\end{align*}
であるので,
(b-i) $2$ を含むとき $1$ 個, または $3l+2$ 個
(b-ii) $2$ を含まないが $3$ を含むとき $3l+2$ 個
(b-iii) $3$ を含まないとき $3l+1$ 個 
である.


\begin{align*}
2020 &= 5 \times 404
\end{align*}
であるので... と考えたのだが, $5$ の倍数でないときについては.
$1$ 余るときと $4$ 余るときが不規則に並んでいる
(本当にそうなのか?という疑問の答は Riemann 予想にある?)
ので, なんとも扱いづらい.

同様に, $7$ で割ったときの余りも, $1$, $4$, $2$ が
不規則に並んでいそうなので, 恐らくは使えないであろう.


以上より, $2$ と $3$ の場合で考察していく.

(i) $2$ を含むとき, $4k+1$ 個なのだが, $k=0$, すなわち
$1$ 個の場合は成り立たないので, $3$ も含むことになる.
これより,
\begin{align*}
4k+1 &= 3l+2 \\
4k-3l &= 1
\end{align*}
である.
ここで $k$, $l$ は整数であるので, 不定方程式の問題である.
特殊解 $(k, l)=(1, 1)$ を得るので,
\begin{align*}
4(k-1)-3(l-1) &= 0 \\
4(k-1) &= 3(l-1)
\end{align*}
であり, これは $4$ と $3$ の公倍数である.
よって, $12m$ と表すことができるので,
\begin{align*}
4(k-1) &= 12m & 3(l-1) &= 12m \\
k-1 &= 3m & l-1 &= 4m \\
k &= 3m+1 & l &= 4m+1
\end{align*}
すなわち
\begin{align*}
4(3m+1)+1 &= 12m+5
\end{align*}
より, $12m+5$ 個の平方の和である.


(ii) $2$ を含まないが $3$ を含むとき,
\begin{align*}
4k &= 3l+2 \\
4k-3l &= 2
\end{align*}
である.
(i) と同様に,
\begin{align*}
4(k-2) &= 3(l-2)
\end{align*}
であり, これが $12$ の倍数なので
\begin{align*}
k &= 3m+2 & l &= 4m+2
\end{align*}
すなわち
\begin{align*}
4(3m+2) &= 12m+8
\end{align*}
より $12m+8$ 個の平方の和である.

(iii) $3$ を含まないとき,
\begin{align*}
4k &= 3l+1 \\
4k-3l &= 1
\end{align*}
である.
これは (i) と同じ不定方程式なので,
\begin{align*}
k &= 3m+1 & l &= 4m+1
\end{align*}
すなわち
\begin{align*}
4(3m+1) &= 12m+4
\end{align*}
より $12m+4$ 個の平方の和である.


まとめると,
(i) $2$ を含むとき, $12m+5$ 個の平方の和
(ii) $2$ を含まず $3$ を含むとき, $12m+8$ 個の平方の和
(iii) $3$ を含まないとき, $12m+4$ 個の平方の和
であることが分かった.


また,
\begin{align*}
2^2+3^2+5^2+7^2+11^2+13^2+17^2+19^2+23^2+29^2 &= 2397 > 2020
\end{align*}
より, $10$ 個以上の和では必ず $2020$ を超えるので,
求める素数の組は $9$ 個以下の組であることが分かる.
すなわち, どの場合も $m=0$ であることが分かる.



以上より,

(i) $2$ を含む $5$ 個のとき,
\begin{align*}
2^2+3^2+5^2+7^2+11^2 &= 208
\end{align*}
より不適.

(ii) $2$ を含まず $3$ を含むとき,
\begin{align*}
3^2+5^2+7^2+11^2+13^2+17^2+19^2+23^2 &= 1552
\end{align*}
より不適.

(iii) $3$ を含まないとき,
前回と同様に $(17, 19, 23, 29)$ を得る.



以上より, $(17, 19, 23, 29)$ のみである.

2020 年新春の問題

あけましておめでとうございます。

まあ、このブログを見てるようなマニアックな人はいないと思うのですが・・・


年末は部活の遠征で4日間、アパートから離れていて、帰ってきたらその翌日から妹の家に行ったのですが・・・

遠征疲れからか、風邪をひいてしまいました・・・



そんな中、妹宅で食べた東洋水産の赤いきつね。

年末に、ドンペイキャンペーンをやっていたので、ファミマでどん兵衛を買って食べていたのですが・・・

赤いきつねって、どん兵衛よりもだいぶ塩っぱいんですね・・・





今年の元日に SNS に投稿した問題。

連続するいくつかの素数で, その平方の和が $2020$ となる組をすべて求めよ.
連続する素数とは, $2$, $3$, $5$, $7$, $\dots$ のように, 素数を並べたときに
連続するもののことをいう.



$n$ が偶数のとき $n^2\equiv0\pmod4$, $n$ が奇数のとき $n^2\equiv1\pmod4$ で
ある.
$2020\equiv0\pmod4$ より, 求める素数の組は,
$2$ を含む $4k+1$ 個または $2$ を含まない $4k$ 個である.

case.1 素数 $2$ を含むとき,
\begin{align*}
2^2+3^2+5^2+7^2+11^2 &= 208 \\
2^2+3^2+5^2+7^2+11^2+13^2+17^2+19^2+23^2 &= 1556 \\
2^2+3^2+5^2+7^2+11^2+13^2+17^2+19^2+23^2+29^2 &= 2397
\end{align*}
より, 不適.

case.2 素数 $2$ を含まないとき,

case.2.1 素数 $4$ 個のとき,
\begin{align*}
4 \times 19^2 &= 1444 < 2020 \\
4 \times 23^2 &= 2116 > 2020
\end{align*}
であるので, $4$ 個の素数の最大値は $19$ より大きく, 最小値は $23$ より小さい.
これより, 候補は $(13, 17, 19, 23)$, $(17, 19, 23, 29)$, $(19, 23, 29, 31)$
の $3$ 組であるので,
\begin{align*}
13^2+17^2+19^2+23^2 &= 1348 \\
17^2+19^2+23^2+29^2 &= 2020 \\
19^2+23^2+29^2+31^2 &= 2692
\end{align*}
より, $(17, 19, 23, 29)$ を得る.

case.2.2 素数 $8$ 個のとき, 最小の候補は $(3, 5, \dots, 19, 23)$ であるが,
\begin{align*}
3^2+5^2+7^2+11^2+13^2+17^2+19^2+23^2 &= 1552
\end{align*}
より不適.
次の候補である $(5, 7, \dots, 23, 29)$ は前述の $2020$ になる組を含んでいるので不適.

case.2.3 素数 $12$ 個以上のとき, その最小の組は $(3, 5, \dots, 37, 41)$ であり, これは前述の $2020$ になる組を含んでいるので不適.

以上より, $(17, 19, 23, 29)$ のみである.

素数が無限個あることの証明3

さて、学校も無事に冬休みに入りました。

ですが、今日から3日間、冬期講習がありまして・・・
でも明後日から、部活の遠征があるので・・・

結局、講習の最終日は、他の先生に頼んで遠征に行くのですが・・・

だったら、講座か部活か、どっちかにしてもらいたい・・・


そんな事はどうでもよくて、最近、車を買い替えました。
今まで乗っていた Leaf を下取りに出して、新車を買いました。
買った新車というのは、そう、 Leaf e+ です。

色々と考えた結果、乗り換えることにしたのです。


きっかけは、日産リーフZESP2終了なんていう、恐ろしいニュースを聞いたことでした。

当初からの私の予定では、 2022 年くらいに Leaf を買い換える、って考えていました。
2020 年に自動運転搭載の日産車が発売(日産の予定だと)されるので、その初期不良が修正されたあたりで新車に買い換えて、って考えていたのですが・・・


で、ここで予定が変わってきたので、色々と計算してみました。

1.当初の予定通りに、2022 年くらいに買い換える。
この場合、私はZESP2を使って 3 年半くらいになるので、2021 年 6 月くらいに ZESP2 が終了する。それから ZESP3 で Leaf に乗りながら、適当なタイミングで最新の Leaf e+ に乗り換える。

2.前述の通りに ZESP2 が終わるまで Leaf に乗り続けて、ZESP3 になったタイミングで買い換える。

3.前述と同じタイミングで、Leaf をやめて NOTE e-POWER あたりに乗り換える。

4.今回、この勢いで買い換えて、ZESP2 を申し込む。

こんな感じで、色々と計算してみたのですが・・・ 2030 年くらいまで乗り続ければ、4 が一番安くなる、って結果が出たので、買い換えることにしました。
やはり、24kWh Leaf では限界がありますよね・・・寒くなってきた最近は、週に 3 回は充電をしなくてはならないですし・・・実家に帰るために、90% 以上にしないと県境を越えるのが不安で仕方ないですし・・・

って事で、Leaf e+ に買い替えました。甥っ子からは Leaf の叔父ちゃん、って言われてましたが、これからは Leaf e+ の叔父ちゃん、って言われ・・・ないか。





今日は最近連載していた、素数が無限個あることの証明の第 $3$ 回。

$2006$ 年に Filip Saidak が見つけた証明。

前回までの $2$ つの証明はどれも背理法による証明でしたが、Saidak は背理法を用いない証明を行った。私もこの証明を知ったとき、大いに感動したことを覚えている。


まず予備知識として, Euclidean Algorithm (ユークリッドの互除法)を確認する.

任意の自然数 $a$, $b$ に対し, $\gcd(a, b)$ を $a$ と $b$ の最大公約数とする.


Theorem.1.
$a$ を $b$ で割った商を $q$, 余りを $r$ とする. 即ち $a = bq+r$ ($0\le r<b$) とする. このとき,
\begin{align*}
\gcd(a, b) &= \gcd(b, r)
\end{align*}
が成り立つ.


Proof
$\gcd(a, b)=G_1$ とする. すると, $a=G_1a_1$, $b=G_1b_1$ ($\gcd(a_1, b_1)=1$, $a_1$, $b_1$ は整数) と表すことができる. これより,
\begin{align*}
a &= bq+r \\
G_1a_1 &=G_1b_1q+r \\
r &= G_1(a_1-b_1q)
\end{align*}
より, $r$ は $G_1$ の倍数である. よって, $\gcd(b, r)$ は $G_1$ の倍数であるので, $\gcd(a, b)\le\gcd(b, r)$ である.

同様に, $\gcd(b, r)=G_2$ とおくと, $a$ は $G_2$ の倍数である. よって, $\gcd(a, b)\ge\gcd(b, r)$ である.

よって, $\gcd(a, b) = \gcd(b, r)$ である.
End of Proof 

Lemma.2.
任意の自然数 $N$ に対し, $N$ と $N+1$ は互いに素, 即ち $\gcd(N+1, N)=1$ が成り立つ.


Proof
\begin{align*}
\gcd(N+1, N) &= \gcd(N, 1) = 1
\end{align*}
End of Proof

Theorem.3.
素数は無限に存在する.


Proof
$2$ 以上の自然数 $N_1$ に対して, $N_1$ は $1$ 個以上の素数の積で表される.

$N_2=N_1(N_1+1)$ とすると, Lemma.2. より $N_1$, $N_1+1$ はそれぞれ $1$ 個以上の異なる素数の積で表されるので, $N_2$ は $2$ 個以上の素数の積で表される.

$N_3=N_2(N_2+1)$ とすると, Lemma.2. より $N_2$ は $2$ 個以上, $N_2+1$ は $1$ 個以上の異なる素数の積で表されるので, $N_3$ は $3$ 個以上の素数の積で表される.

同様に繰り返すと, $N_k$ は $k$ 個以上の異なる素数の積で表される.

この操作は無限に繰り返すことができるので, 素数は無限に存在する.
End of Proof


素数が無限個あることの証明2

先週末の出張から帰ってきて、どうやら風邪をひいたようです。
というか単純に、先々週東京へ行って、先週が仙台、っていうことで、疲れが出てきただけなのかもしれませんが・・・

なので、今週は年休を使いまくって昼で帰宅し、寝まくっていました。

そんな中、ネットで見て気になったニュースが・・・

大学入学共通テスト「記述式問題」見送りの方向で調整:NHK NEWS WEB

えっ、まあ、そうするべきだと思いましたし、そうなって良かったと思うのですが・・・

先週の出張、数研出版主催の数研セミナー、内容の半分以上は記述式の話で・・・

えっと、体調を崩してまで、何をしに行ってきたのか・・・





前回に続いて、素数が無限個あることの証明。



まず, 素数 $p$ に対して,
\begin{align*}
\sum_{k=0}^{\infty}\frac{1}{p^k} &= 1+\frac1p+\frac1{p^2}+\frac1{p^3}+\cdots \\
&= \frac{1}{1-\frac1p} \\
&= \frac{p}{p-1} \\
&= 1+\frac1{p-1} < 2
\end{align*}
である.



前回と同様に, 素数が有限個しか存在しないと仮定する.

その素数を $p_1$, $p_2$, $p_3$, $\dots$, $p_n$ とする.
即ち, すべての自然数は $p_1^{k_1}p_2^{k_2}p_3^{k_3}\dots p_n^{k_n}$ ($k_i$ は非負整数) と表すことができる.

これより,
\begin{align*}
&\prod_{i=1}^{n}\sum_{k=0}^{\infty}\frac{1}{p_i^k} \\
&= \left(1+\frac1{p_1}+\frac1{p_1^2}+\cdots\right)\left(1+\frac1{p_2}+\frac1{p_2^2}+\cdots\right)\cdots\left(1+\frac1{p_n}+\frac1{p_n^2}+\cdots\right) \\
&= 1+\frac12+\frac13+\frac14+\frac15+\frac16+\frac17+\frac18+\frac19+\frac1{10}+\cdots
\end{align*}
である. ここで,
\begin{align*}
\frac13&>\frac14, & \frac15 &> \frac18, & \frac16 &> \frac18, & \frac17 &> \frac18, & \cdots
\end{align*}
であるので,
\begin{align*}
&1+\frac12+\frac13+\frac14+\frac15+\frac16+\frac17+\frac18+\frac19+\frac1{10}+\cdots \\
&> 1+\frac12+\frac14+\frac14+\frac18+\frac18+\frac18+\frac18+\frac1{16}+\frac1{16}+\cdots \\
&= 1+\frac12+\frac24+\frac48+\frac8{16}+\frac{16}{32}+\cdots \\
&= 1+\frac12+\frac12+\frac12+\frac12+\frac12+\cdots = \infty
\end{align*}
より, 前述の式は無限大に発散することが分かるが, 左辺は
\begin{align*}
\prod_{i=1}^n\sum_{k=0}^{\infty}\frac{1}{p_i^k} &= \prod_{i=1}^n\frac{p_i}{p_i-1} \\
&< 2^n
\end{align*}
より, 素数の個数 $n$ が有限であるので, 有限の値をとる.

よって, 等式の左辺が有限, 右辺が無限の値をとることになるので矛盾する.

以上より, 素数が無限に存在する.



ちなみに, $\prod$ は和をとる $\sum$ と同様に積をとる記号, 即ち
\begin{align*}
\prod_{i=1}^na_i &= a_1 \times a_2 \times a_3 \times \cdots \times a_n
\end{align*}
を意味する.