授業で出題した課題(平日課題No.01)

Google Classroom を使い始めて1週間が経ったのだが、まだまだ使い方を模索している状態。

本当は、授業を動画で作成して配信したり、色々とできることもあるようなのですが、
演習系の授業では、やり方が限られてくる、ってのも現実でして・・・

まあ、あくまでも Classroom もツールであって、それを使って学習することが目的であり、使う事を目標にしてはいけませんからね。
試してみる段階では色々とやりましたが、現在の私の頭の中にある授業には、他のツールを必要とはしていないので・・・




今日も、授業で配信した問題。

問. $2$ 次関数 $f(x)=x^2-4x+5$ について, $a$ を定数とし, $a \leqq x \leqq a+2$ における関数 $f(x)$ の最大値を $M(a)$, 最小値を $m(a)$ とする.
(1) $y=m(a)$ のグラフをかけ.
(2) $M(a)-m(a)=a$ となるような $a$ の値をすべて求めよ.


典型的な, $2$ 次関数の問題です.
定数 $a$ の値によって定義域が動いたり, $2$ 次関数のグラフが動いたり, いくつかのパターンが考えられますが, 今回は定義域が動くパターンです.


まず, $2$ 次関数の最大値・最小値の問題なので, とりあえずは平方完成をしてみましょう.

$f(x)=x^2-4x+5$
$=(x-2)^2-(-2)^2+5$
$=(x-2)^2-4+5$
$=(x-2)^2+1$
より, 頂点は $(2, 1)$ となる.




今回から, グラフは $\LaTeX$ で作ったものを使う場合もありますが, 原則としてDesmosで作成したものを使っていこうかと思います.
綺麗に作成できる, というのもそうですが、編集をする必要がないので...

$\LaTeX$ で作成した場合, DVI ファイルに出力し, それを PrintScreen でコピーして, Windows の Paint に貼り付けて, 必要な部分のみをトリミングして...
なんていう作業をしていたので, Desmos を使えば, そのまま埋め込みができるので...

という理由もありますが, Desmos を使う理由は, 動的なグラフも作成することができる, ということ. 最小値とか最大値の変化の仕方は, 以下のグラフを見ると分かるかと.

紫色の線が最大値, 緑色の線が最小値を表している.



このイメージをちゃんともてれば, 場合分けも見えてくる.


(1) 最小値は,
(i) $a+2\leqq 2$ 即ち $a \leqq 0$ のとき,
(ii) $a \leqq 2 \leqq a+2$ 即ち $0 \leqq a \leqq 2$ のとき,
(iii) $2 \leqq a$ のとき
の $3$ つに場合分けをする.
ここで, $a=0$ と $a=2$ は場合分けの $2$ つに含まれるので, どちらか一方のみで十分である. だが, どちらも含まないような場合分けとなると減点となってしまうので, 注意が必要である. 上の動的なイメージをちゃんと持っていれば, 突然飛んだりしていないので, どちらに含んでも問題ないことが分かると思う.

(i) $a \leqq 0$ のとき,
$m(a)=f(a+2)$
$= (a+2)^2-4(a+2)+5$
$= a^2+1$.

(ii) $0 \leqq a \leqq 2$ のとき,
$m(a)=f(2)$
$= 1$.

(iii) $2 \leqq a$ のとき,
$m(a) = f(a)$
$= a^2-4a+5$.

以上より, グラフは以下の通り.



$y=m(a)$ を求めよ, くらいは出題されることが多いですが, そのグラフをかけ, という問題は, なかなか出題されないとは思いますが... 場合分けをして定義されたグラフをちゃんとイメージできるかを確認するために, こんな問題を出題してみました.

(2)
同様に, 最大値につても場合分けをして求める.
$M(a) =
\begin{cases}
f(a) & (a \leqq 1) \\
f(a+2) & (1 \leqq a)
\end{cases}
$
である.

最大値の場合分けの境界は $a=1$, 最小値の場合分けの境界は $a=0$, $2$ であるので, 全部で $4$ つに場合分けをする必要がある.

(i) $a \leqq 0$ のとき,
$M(a)-m(a)=a$
$(a^2-4a+5)-(a^2+1)=a$
$-5a+4=0$
$a=-\dfrac45$
であるが, $a \leqq 0$ より不適.

実はこの場合だけ, 計算しなくても不適であることが分かる. 何故かというと,
最大値から最小値を引いているので, $M(a)-m(a)>0$ であるので, $a\leqq0$ となることはあり得ないからである.

(ii) $0 \leqq a \leqq 1$ のとき,
$M(a)-m(a)=a$
$(a^2-4a+5)-1=a$
$a^2-5a+4=0$
$(a-1)(a-4)=0$
$a=1, 4$
であるが, $0 \leqq a \leqq 1$ より $a=1$ である.

(iii) $1 \leqq a \leqq 2$ のとき,
$M(a)-m(a)=a$
$(a^2+1)-1=a$
$a^2-a=0$
$a(a-1)=0$
$a=0, 1$
であるが, $1 \leqq a \leqq 2$ より $a=1$ である.

前述の通り, (ii) および (iii) のどちらか一方は場合分けで $a=1$ を含まないで考察することができる. その場合は, 含まない方で「$* \leqq a \leqq *$ より不適」となる.

(iv) $2 \leqq a$ のとき,
$M(a)-m(a)=a$
$(a^2+1)-(a^2-4a+5)=a$
$3a-4=0$
$a=\dfrac43$
であるが, $2 \leqq a$ より不適.

(i), (ii), (iii), (iv) より, $a=1$ である.



受験勉強を始めたばかりの頃には難しいかも知れないが, 受験へ向かう上ではしっかりと理解しておくべき内容である.

授業で出題した問題(週末課題No.01)

世間では、新型コロナウィルスで大騒ぎなんですよね。

で、私の勤務校でも、休校になって、その対応で右往左往しているところです。


休校が続いているので、授業が始められない。

でも、そんな状況なのに、今年度から大学入学共通テストが始まる。

色々と分からない状況なのに、授業時間も少なくなってしまう・・・


こんな騒動がなくても使ってみようと思っていた Google Classroom を、
この機会に本格導入をしてみることにしました。

初期設定では、同じドメインからなら問題なく入れるのですが、
セキュリティ面から考えて、生徒に学校のドメインのアカウントを・・・
というのは少しむずかしいかと思いまして・・・
で、色々といじっていたら、なんとか Gmail で登録できるようになりました。

で、課題を配信してみました。
週末課題と、平日課題と、です。

週末課題は基本となる小問くらいの問題、
平日課題は内容をしっかりと理解してないと解けないしっかりとした問題。

$\LaTeX$ で問題の PDF ファイルを作成し、それを課題として配信する。
それを生徒がスマートフォン等で閲覧し、解答を作成する。
ノートやレポート用紙に手書きで作成したものを写真に撮影し、
それをそのまま Classroom で投稿したものを採点する。

そんな方法で、授業を少しずつでもしていこうかと考えています。




で、今日の問題。

「授業で出題した問題」というか、前述の通り Classroom で出題した問題。


週末課題

第 $1$ 問
$x^2+5xy+6y^2-x+y-12$ を因数分解せよ.

第 $2$ 問

次の式の分母を有理化せよ.
(1) $\dfrac{3}{2\sqrt3}$
(2) $\dfrac{2}{\sqrt5-1}$
(3) $\dfrac{4}{1+\sqrt2+\sqrt3}$


まあ、これくらいの問題であれば、教科書レベルなので、
誰でも出来るような問題、と言えるでしょう。
第 $2$ 問の (3) くらいの問題が載っている教科書なんて
なかなか見ることもないとは思いますが・・・


解答例
第 $1$ 問
$x^2+5xy+6y^2-x+y-12$
$= x^2+(5y-1)x+(6y^2+y-12)$
$= x^2+(5y-1)x+(2y+3)(3y-4)$
$= (x+2y+3)(x+3y-4)$.

第 $2$ 問 (1)
$\dfrac{3}{2\sqrt3}$
$= \dfrac{3\sqrt3}{2\sqrt3 \times \sqrt3}$
$= \dfrac{3\sqrt3}{6}$
$= \dfrac{\sqrt3}{2}$.

第 $2$ 問 (2)
$\dfrac{2}{\sqrt5-1}$
$=\dfrac{2(\sqrt5+1)}{(\sqrt5-1)(\sqrt5+1)}$
$=\dfrac{2(\sqrt5+1)}{5-1}$
$=\dfrac{2(\sqrt5+1)}{4}$
$=\dfrac{\sqrt5+1}{2}$.

第 $2$ 問 (3)
$\dfrac{4}{1+\sqrt2+\sqrt3}$ 
$=\dfrac{4(1+\sqrt2-\sqrt3)}{(1+\sqrt2+\sqrt3)(1+\sqrt2-\sqrt3)}$ 
$=\dfrac{4(1+\sqrt2-\sqrt3)}{1+2\sqrt2+2-3}$ 
$=\dfrac{4(1+\sqrt2-\sqrt3)}{2\sqrt2}$ 
$=\sqrt2(1+\sqrt2-\sqrt3)$ 
$=\sqrt2+2-\sqrt6$. 


ここで別解を.

第 $1$ 問の因数分解ですが、これをそのまま解くのは、
数学(因数分解, たすき掛け)が苦手な人には難しい.
また, 入試問題でも見ることもないが,
更に変数が増えた問題が出題されたら...

例 $2x^2-2y^2-3z^2+3xy+7yz+zx-4x+5y-10z-3$ を因数分解せよ.

$2x^2-2y^2-3z^2+3xy+7yz+zx-4x+5y-10z-3$
$= 2x^2+(3y+z-4)x+(-2y^2+7yz-3z^2+5y-10z-3)$
$= 2x^2+(3y+z-4)x+\{-2y^2+(7z+5)y+(-3z^2-10z-3)\}$
$= 2x^2+(3y+z-4)x-\{2y^2-(7z+5)y+(z+3)(3z+1)\}$
$= 2x^2+(3y+z-4)x-(2y-z-3)(y-3z-1)$
$= (2x-y+3z+1)(x+2y-z-3)$.

もう, たすき掛けが苦手な人にはもう, 吐き気がしてくる...

$1$ 回目のたすき掛けだけでも出来るようになれば,
この問題を解くことができるようになる別解がある.


第 $1$ 問で, $6$ 個の項の中から以下のように抜き出して因数分解をする.
$x$, $y$ の $2$ 次式
$x^2+5xy+6y^2 = (x+2y)(x+3y)$ 
$x$ の $2$ 次式 ($x$ 以外の文字を含まない) 
$x^2-x-12 = (x-4)(x+3)$ 
$y$ の $2$ 次式 $(y$ 以外の文字を含まない) 
$6y^2+y-12 = (2y+3)(3y-4)$ 

これらの右辺を見比べて, 答えを導き出す.
最終的な解答は $(ax+by+c)(dx+ey+f)$ という形であり,
それらの部分的な解答が $(ax+by)(dx+ey)$ だったり,
$(ax+c)(dx+f)$ だったり, $(by+c)(ey+f)$ だったり.
そう考えると, 自ずと解答として
$(x+2y+3)(x+3y-4)$ が得られる.

この解法を用いると, 前述の例は...
$x$, $y$ の $2$ 次式
$2x^2+3xy-2y^2 = (2x-y)(x+2y)$
$y$, $z$ の $2$ 次式
$-2y^2+7yz-3z^2 = -(2y-z)(y-3z)$
$z$ の $2$ 次式
$-3z^2-10z-3 = -(3z+1)(z+3)$

これらの右辺を見て, 符号を揃えるために $-$ をかける. 
$-(2y-z)(y-3z) = (2y-z)(-y+3z)$ 
$-(3z+1)(z+3) = (3z+1)(-z-3)$ 

以上より, $(2x-y+3z+1)(x+2y-z-3)$ を得る. 

2020日本数学オリンピック予選 第8問

さて、だいぶ久しぶりの投稿です。


世間では、新型コロナウイルスの話題でもちきりですが、
勤務校もついに13日間の休校を決定しました。

こうなると、部活もなくなり、少しは自由な時間が・・・
できるのでしょうかね・・・?

まあ、とりあえず年休消化はできるようになるかと。

そもそも、年間で5日間も年休を取らないといけない、
っていうルールがなんともやりにくいものでして・・・

そんな、年休取得を義務化する前に、年休を取りやすい
社会に変えることが優先事項なのではないでしょうか??


まあ、なんとか今年度はクリアできそうなのでいいですが。



この土日、遠征がキャンセルになったので、久しぶりに・・・

家で料理をすることができました。


仕事が忙しくて、全くと言っていいほど料理をしてなかったので、
本当に久しぶりの料理、っていう感じで・・・

と思ったら先週、自炊合宿2泊3日で8食ほど料理をし続けました。
(8食というのは、夕夜朝昼夕夜朝昼の8食です)

そういえば先週はなんか元気に過ごせたのは、
料理してストレスを発散できたからなのでしょうか??



本日の午後から、auショップへ。

ずっと使ってるauのフィーチャーフォン
(所謂、世間で言うガラケー)について。

あの名機、CA004を使い続けているのですが、
そろそろバッテリーが限界になってきまして・・・
完全に充電した状態で持ち出して、日中に5分弱の
通話をすると、もう電池切れになってしまう。
リチウムイオンのサイクル劣化が進んでしまったので、
こればっかりは仕方がないのでしょうけど・・・

そんなわけで、久しぶりにauショップへと行ってきました。
で、色々と話を聞いてみたのですが・・・

2年後に、3G電波が停波するので、3Gケータイからの機種変更用の
iPhone8に機種変すると、なんと9000円弱で機種変できる、
というお得なキャンペーンをやっているところでした。

ただ、見積もりをしてもらったところ、現在のガラケーで1700円/月の料金が、
5200円/月へと3倍になってしまうという恐ろしい結果が出てきました・・・

ってことで、まだまだ暫くはガラケーを使い続けることになりそうです。

でも、ちょっと考えているのは・・・
iPhone8に機種変をして、それからMNPで格安キャリアに、
ってな流れで行こうかと思うので、暫くはどこが良さそうか、
調べてみないとなんとも言えないものですね・・・





今日は第8問。

2020日本数学オリンピック予選 第1問はこちら

2020日本数学オリンピック予選 第2問はこちら

2020日本数学オリンピック予選 第3問はこちら

2020日本数学オリンピック予選 第4問はこちら

2020日本数学オリンピック予選 第5問はこちら

2020日本数学オリンピック予選 第6問はこちら


$100$ 個の正の整数からなる数列 $a_1$, $a_2$, $\dots$, $a_{100}$ が次をみたしている.
(i) $2 \leqq k \leqq 100$ なる整数 $k$ に対し, $a_{k-1}<a_k$ である.
(ii) $6 \leqq k \leqq 100$ なる整数 $k$ に対し, $a_k$ は $2a_1$, $2a_2$, $\dots$, $2a_{k-1}$ のいずれかである.
このとき $a_{100}$ としてありうる最小の値を求めよ.





条件 (ii) より, 最小となるためには公比 $2$ の等比数列を含むときとなる.

等比数列の個数によって, それぞれの最小値が異なるので, それぞれを確認する.
\[
\begin{array}{c|cccccccccccccccc}
* & a_1 & a_2 & a_3 & a_4 & a_5 & a_6 & a_7 & a_8 & a_9 & a_{10} & a_{11} & a_{12} & \cdots & a_{100} \\
\hline
1 & 1 & 2 & 3 & 4 & 5 & 6 & 12 & 24 & 48 & 96 & 192 & 384 & \cdots & 6 \times 2^{94} \\
\hline
2 & 1 & 2 & 3 & 4 & 5 & 6 & 8 & 12 & 16 & 24 & 32 & 38 & \cdots & 6 \times 2^{47} \\
\hline
3 & 1 & 2 & 3 & 4 & 5 & 6 & 8 & 10 & 12 & 16 & 20 & 24 & \cdots & 4 \times 2^{32} \\
\hline
4 & 1 & 4 & 5 & 6 & 7 & 8 & 10 & 12 & 14 & 16 & 20 & 24 & \cdots & 6 \times 2^{24} \\
\hline
5 & 5 & 6 & 7 & 8 & 9 & 10 & 12 & 14 & 16 & 18 & 20 & 24 & \cdots & 9 \times 2^{19}
\end{array}
\]
$*$ は等比数列の個数.

ここで, 最小の値は明らかに $9 \times 2^{19}$ である.



2020日本数学オリンピック予選 第7問

放課後に仕事をしていたら、2年生の生徒が来まして・・・
あのときに質問に来た生徒が、またもや化学を教えてくれ、って。
だから、私は理科の先生ではないのですが・・・


で、今日の問題は、この表って何、って。

周期表か?それともイオン化傾向のやつ??

なんて思ったのですが、見てみたら・・・

問題(正確な問題文は覚えていないけど、確かこんな数字だった・・・)
$10 \%$ の希硫酸 $19.6$ g を $1$ mol$/$L の水酸化カリウムだと何 mL で中和できるか。

細かい解法とかは書きませんが、ここで注意して教えたのが“次元”のこと。

小学校で速さの問題に対して、「みはじ」とか「はじき」とか言われる特異なワードを用いた解法。

はっきり言うと、私はこのやり方が嫌いです。
次元を理解できれば、こんなものを使わなくてもちゃんと計算式が分かるのです。

例えば、$500$ m の道のりを毎分 $20$ m の速さで移動したら何分かかるか。
なんて問題のとき、速さを求めるので「みはじ」だと「速さ 分の 道のり」になるのですが・・・

次元を理解していると、毎分 $20$ m の単位は $20$ m$/$分 であるので、
m と m$/$分 を掛けたり割ったりして 分 を求めるにはどうしたらいいか。
そこを考えたら、m$\div$(m$/$分) というのが分かると思うので、計算式が出てくる。
これが分かれば、前述の問題も同様の考え方で分かってくるものなのですが・・・

で、最初に言っていた表ってのは、分子の物質量と価数を並べて、イオンの物質量を求める為に掛けてるものでした。
はっきり言って、表にする意味、まったく無いんじゃね??





今日は第7問。

2020日本数学オリンピック予選 第1問はこちら

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2020日本数学オリンピック予選 第5問はこちら

$2 \times 1010$ のマス目の各マスに $1$ 以上 $5$ 以下の整数を $1$ ずつ書き込む. 辺を共有して隣りあうどの $2$ マスについても書き込まれた数の差が $2$ または $3$
となるように書き込む方法は何通りあるか. ただし, 回転や裏返しにより一致する書き込み方も異なるものとして数える.




隣り合うことができる組み合わせは, $(1, 3)$, $(1, 4)$, $(2, 4)$, $(2, 5)$, $(3, 5)$ である. これより, 対称性があることが分かる.


$1$ 列目の $2$ 数の選び方は $5 \times 2= 10$ 通り.

前述の通り対称性があるので, $1$ 列目を $1$, $3$ としても一般性を失わない. このとき, $2$ 列目の選び方は
\[
\begin{array}{|c|c|c}
\hline
1 & 3 & \\
\hline
3 & 1 & \\
\hline
\end{array}
~~~~~
\begin{array}{|c|c|c}
\hline
1 & 3 & \\
\hline
3 & 5 & \\
\hline
\end{array}
~~~~~
\begin{array}{|c|c|c}
\hline
1 & 4 & \\
\hline
3 & 1 & \\
\hline
\end{array}
\]
の $3$ 通りである.

$3$ 列目以降も $2$ 列目に依らず $3$ 通りであるので, 総数は $10 \times 3^{1009}$ 通りである.
(こんな値, どう考えても計算するようなものではない)



2020日本数学オリンピック予選 第6問

部活の保護者から、三送会で流す動画を作ってくれ、と依頼されている。

なので、今年も作業をし・・・ようとしているのですが・・・


○○さん、卒業おめでとうございます!
○○さんは△△で、□□が・・・

みたいなコメントが入ってる動画を後輩に撮影させて、それを編集して作る・・・


のですが、いつまで経っても送られてこない・・・

三送会は今週末で、あと4日しかないのですが・・・


ひょっとして、インスタくらいの感覚で考えてたりするんでしょうね・・・

最低でも、10日は欲しかったのですが・・・






今日は第6問。

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平面上に $3$ つの正方形があり, 図のようにそれぞれ $4$ つの頂点のうち $2$ つの頂点を他の正方形と共有している. ここで, 最も小さい正方形の対角線を延長した直線は最も大きい正方形の左下の頂点を通っている. 最も小さい正方形と最も大きい正方形の一辺の長さがそれぞれ $1$, $3$ であるとき, 斜線部の面積を求めよ.





図のように $A \sim J$ とする.

正方形の一辺と対角線の関係より $\triangle ADE$ と $\triangle BDF$ が $1:\sqrt2$,
$\triangle BDF$ と $\triangle BCI$ が $\sqrt2:1$ の相似であるので(どちらも相似条件は「$2$ 組の辺の比が等しくその間の角が等しい」), $\triangle ADE$ と $\triangle BCI$ は合同である.

よって, $HF \parallel BI \parallel AE$, $HF=BI=AE$ であるので,
四角形 $AEFH$ は平行四辺形である.

これより, $EF \parallel AF$ であるので, 求める面積は $\triangle AEF$ の面積と
等しい.

また, $\angle AED=\angle AEF=135^\circ$, $DE=FD$ であるので, $\triangle ADE$ と
$\triangle AFE$ は合同である.
よって, 求める面積は $\triangle ADE$ の面積と等しい.

$DJ=\frac1{\sqrt2}$ であるので, ピタゴラスの定理より 

\begin{align*}
AJ = \sqrt{3^2-\left(\frac1{\sqrt2}\right)^2} = \sqrt{\frac{17}2}
\end{align*}
である. 
よって, 求める面積は 
$\frac12 \times AE \times DJ = \frac12 \times \left(\sqrt{\frac{17}2}-\frac1{\sqrt2}\right) \times \frac1{\sqrt2} = \frac{\sqrt{17}-1}4. $

2020日本数学オリンピック予選 第5問

月曜日から発症している、ギックリ腰と思われる腰痛が治らない。

接骨院に行ったり、安静にしたりで、少しずつ改善しているような気もするのですが・・・


本日、勤務校の入試(2回目)だったのですが、その処理業務中に、柔道部顧問の先生と激突し、また腰痛が悪化したような気が・・・

明日は今度は部活の冬季リーグなので、出張という扱いになっていますし・・・





今日は第5問。


2020日本数学オリンピック予選 第1問はこちら

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2020日本数学オリンピック予選 第3問はこちら


正の整数 $n$ は $10$ 個の整数 $x_1$, $x_2$, $\dots$, $x_{10}$ を用いて $(x_1^2-1)(x_2^2-2)\dots(x_{10}^2-10)$ と書ける. このような $n$ としてありうる最小の値を求めよ.





因数それぞれが $0$ に一番近い整数と, それと符号が異なる $0$ に一番近い整数を考える. 


$i=1$ のとき, $0^2-1=-1$ が最小値であり, 逆符号は $2^2-1=3$. 

$i=2$ のとき, $1^2-2=-1$ が最小値であり, 逆符号は $2^2-2=2$. 

$i=3$ のとき, $2^2-2=1$ が最小値であり, 逆符号は $1^2-3=-2$. 

$i=4$ のとき, $1^2-4=-3$ が最小値であり, 逆符号は $3^2-4=5$. 

$i=5$ のとき, $2^2-5=-1$ が最小値であり, 逆符号は $3^2-5=4$. 

$i=6$ のとき, $2^2-6=-2$ が最小値であり, 逆符号は $3^2-6=3$. 

$i=7$ のとき, $3^2-7=2$ が最小値であり, 逆符号は $2^2-7=-3$.

$i=8$ のとき, $3^2-8=1$ が最小値であり, 逆符号は $2^2-8=-4$. 

$i=9$ のとき, $2^2-9=-5$ が最小値であり, 逆符号は $4^2-9=7$. 

$i=10$ のとき, $3^2-10=-1$ が最小値であり, 逆符号は $4^2-10=6$.  


となるので, 絶対値が最小になるようにとると, 

$n= (-1) \times (-1) \times 1 \times (-3) \times (-1) \times (-2) \times 2 \times 1 \times (-5) \times (-1) = -60$ 

となるが, 正でないので不適. 
これを解消するために, 絶対値をできるだけ大きくせずに符号を変えるとすると, 前述より $i=9$ のときを変えるのが倍率が一番小さいので,

$n = -60 \times \left(-\frac75\right) = 84$

である. 

2020日本数学オリンピック予選 第4問

昨日、今日と勤務校のウィンタースクール。
まあ、東北地方の高校ではよくある、スキー教室です。


ただ、ご存知の通り、今シーズンは異常に積雪が少なく、先週の時点で実施するかどうか、だいぶ難しい判断ではあったのですが・・・


それにしても、うちのクラスで、スキーがしたくないからか、一昨日の昼前から腰が痛くなった、とか言い出すヤツが1人いまして・・・
それも、困ったことに、いい年した担任なのに・・・

はい、私がギックリ腰になってしまったようでした。
もう、スキー場を歩き回って、更に悪化したような気もしてくるのですが・・・


そもそも、私はスキーなんてしません。
平成も終わって令和になったこの時代に、エコだとか環境問題だとか言っているこの時代に、電気エネルギーを使って登って、ただ滑り降りてくるだけ、なんて無駄なことをしても仕方ないんじゃないのか??
なんて言い訳をして、滑れない事をひた隠しにしています。




今日は第4問。

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2020日本数学オリンピック予選 第2問はこちら

2020日本数学オリンピック予選 第3問はこちら

正の整数 $n$ であって, $n^2$ と $n^3$ の桁数の和が $8$ であり, $n^2$ と $n^3$ の各桁合わせて $1$ 以上 $8$ 以下の整数がちょうど $1$ 個ずつ現れるようなものをすべて求めよ.





一の位について考える.
題意より, この時点で同じ数字が現れたり, $9$ が現れたら不適である.
\[
\begin{array}{c|c|c|c}
n & n^2 & n^3 & \\
\hline
0 & 0 & 0 & N.G. \\
1 & 1 & 1 & N.G. \\
2 & 4 & 8 & \\
3 & 9 & 7 & N.G. \\
4 & 6 & 4 & \\
5 & 5 & 5 & N.G. \\
6 & 6 & 6 & N.G. \\
7 & 9 & 3 & N.G. \\
8 & 4 & 2 & \\
9 & 1 & 9 & N.G.
\end{array}
\]
これより, 求める整数 $n$ の一の位は $2$, $4$ または $8$ である.

$n$, $n^2$, $n^3$ の桁数について考える.
\[
\begin{array}{c|c|c}
n & n^2 & n^3 \\
\hline
1 & 1, 2 & 1, 2, 3 \\
2 & 3, 4 & 4, 5, 6 \\
3 & 5, 6 & 7, 8, 9
\end{array}
\]
これより, $n^2$ が $3$ 桁, $n^3$ が $5$ 桁のときである.
(表だけを見れば $n^2$ が $4$ 桁, $n^3$ も $4$ 桁のときもありうるが, $n$ は $2$ 桁であるのでこれは不適)

$n^2$ が $3$ 桁なので,
\[
\begin{array}{rcccl}
100 & \leqq & n^2 & < & 1000 \\
10 & \leqq & n & < & 10\sqrt{10} < 31.7
\end{array}
\]
である.

$n^3$ が $5$ 桁なので,
\[
\begin{array}{rcccl}
10000 & \leqq & n^3 & < & 100000 \\
21.5 < 10\sqrt[3]{10} & \leqq & n & < & 10\sqrt[3]{100} < 46.4
\end{array}
\]
である.

以上より, $22\leqq n<31$ である.

****************************************************************************************************
平方根や立方根の計算はザックリとやって,
\[
\begin{array}{rcccccccl}
30^2 & = & 900 & < & 1000 & < & 1024 & = & 32^2 \\
20^3 & = & 8000 & < & 10000 & & & & \\
 & & & & 100000 & < & 125000 & = & 50^3
\end{array}
\]
としても, $20\leqq n<32$ を得ることができる.
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これらの条件を満たす候補は $22$, $24$, $28$ のみであるので, 実際に $2$ 乗, $3$ 乗をしてみる.
\[
\begin{array}{c|c|c|c}
n & n^2 & n^3 & \\
\hline
22 & 484 & & N.G. \\
24 & 576 & 13824 & O.K. \\
28 & 784 & 21952 & N.G.
\end{array}
\]
より, $24$ のみである.